歯が痛い

疾患・病状ガイド

歯が痛い

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歯髄炎(しずいえん)

こんな症状があります

冷たいものがしみる、暖かいものがしみる、一度染みると数十秒〜数分痛みが続く、ズキズキした耐え難い痛み、冷たい物を含むと痛みが和らぐといった症状があります(症状は重症度によって感じ方が異なります。)

こういった病気です。

歯の神経に細菌が侵入し、神経が充血や化膿している状態です。原因はむし歯や歯周病、噛みしめや食いしばりによる歯の亀裂が考えられます。

治療法

感染してしまった歯髄を取り除く根管治療を行います。根管治療は一般的に「神経を抜く、取る」などと表現される処置です。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)

こんな症状があります

ものを噛むと痛い、何もしなくても痛い、歯茎や顎が腫れている、歯が浮いている感じがする、過去に神経の処置を受けた場所が痛いといった症状があります。

こういった病気です。

むし歯を放置した結果、細菌が繁殖し歯の根の周囲に細菌感染が広がっている状態です。一度、根の治療を行った部位でも細菌の繁殖が起こる場合があります。
また、重度の根尖性歯周炎の場合、歯を支える骨(歯槽骨)の内部に膿が溜まり、歯槽骨が溶けて破壊されているため、顎が腫れたり発熱を伴う場合があります。

治療法

感染した神経や感染原因物質および細菌を除去する感染根管治療を行います。

非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)

こんな症状があります

歯の不快感、じわじわとする痛み、鋭い痛み、ズキズキとした痛みなど、様々な歯の痛み生じます。

こういった病気です。

歯髄炎や根尖性歯周炎などの歯に関わる原因がないにもかかわらず、「歯が痛い」という状態です。顔周りの筋肉、上顎洞(上あごの歯の上にある空洞)、顔周りの神経の障害(三叉神経痛など)に起因するもののほか、狭心症などの心臓の病気によって生じることもあります(心臓性歯痛)。
まずは、問診などで痛みの特徴を確かめ、痛みを感じている歯に異常がない場合、その原因を探索していきます。

治療法

原因となる状況によって、対応が異なります。