歯ぐきから血が出る・膿(うみ)が出る
歯肉炎、歯周炎(しにくえん・ししゅうえん)
こんな症状があります
歯周炎では、歯がぐらぐらする、歯茎が減った(下がった)、歯が伸びた、歯並びが変わってきたといった見た目の変化や冷たいものがしみる、歯茎が腫れる、口が粘つく、口臭が気になる、歯磨きやうがいのときに血が混じる、歯茎を押すと膿が出る、ものが挟まりやすくなったといった自覚症状があります。歯肉炎は、歯茎が腫れる、歯磨きやうがいのときに血が混じるなどの症状がでます。
こういった病気です
歯周炎は歯を支える骨(歯槽骨)が吸収される病気です。細菌の塊である歯垢(プラーク)や歯石が原因となります。しかし、細菌が骨を吸収するのではなく、炎症が起こることで歯槽骨の吸収が起こります。
一方、歯肉炎は歯を支える骨に異常はでず、歯ぐきのお肉だけに炎症が生じます。とくに中高生などの若い世代に多くみられます。
治療法
歯科医師、歯科衛生士の指導のもと治療・予防のためのブラッシングを毎日実施し、歯垢が残存しないようにします。また、歯茎の中まで入り込んだ歯石を除去し、根の表面を滑沢にします。病状によっては手術により、直接見えない歯石を除去したり、減ってしまった骨を増やします。