歯科衛生室

部門について

ご挨拶

お口の臭いが気になる、歯をもっときれいにしたい、歯が痛い、歯茎が腫れている、お口が乾く、飲み込みにくいなどのお口のお悩みはありませんか?
「健康は健口から」と言われており、お口から美味しく食べ、楽しく会話ができることは、生き生きとした豊かな生活を送るための基本となります。近年では全身的な病気やホルモン、喫煙と歯周病の係わりが様々な研究から明らかになっており、お口を健康に保つことは全身の健康へと繋がります。虫歯や歯周病は生活習慣病と言われ、ご自分で予防できる病気です。そのためには、私たち歯科衛生士が行うプロフェッショナルケア(専門的な口腔ケア)と患者さんご自身が行うセルフケアが大切です。歯周病は患者さんの協力なくしては治らない病気なのです。歯科衛生士は、皆様の症状に合わせたお口の健康支援を積極的に行っています。お口のお悩みがある方、あるいは今は特に問題を感じていない方も定期的にプロフェッショナルケアを受けて、お口の健康管理をしてはいかがでしょうか。
日本大学歯学部付属歯科病院の理念は「患者さんとの相互信頼に基づく最高水準の歯科医療を提供するとともに、知識と技術および倫理観に優れた歯科医療人の育成に努めます」とあります。私たち歯科衛生室に在籍する歯科衛生士はその理念に基づき、日々の歯科診療が円滑に行えるように診療室の整備、医療機器の管理を行い、当院を受診される皆様に気持ちよく診療を受けていただくように努めております。生涯にわたり生き生きとした豊な生活を送っていただくために、歯科衛生士は皆様お一人お一人を大切にし、お役に立てるようお待ちしております。

部門紹介

当病院には28名の歯科衛生士が在籍しており、6つの診療科に配属されています。専門診療室Ⅰ、小児歯科、歯科矯正科に各2名、専門診療室Ⅱ・Ⅲに各10名 摂食機能療法科には専属で2名兼務業務として2名配属されています。また、より専門的な知識と技術を持った歯科衛生士が特殊診療科(歯科インプラント科・顎顔面補綴科・ペインクリニック科・スポーツ歯科・歯科人間ドック科)に関わり、先進医療として歯周病や歯根の治療のための外科手術もにも携わっています。歯科衛生士として専門性を高める目的で、歯周病や歯科インプラント、摂食・嚥下リハビリテーションなどの認定資格を取得している歯科衛生士も多く在籍しており(認定歯科衛生士一覧)、学会発表や講演活動、専門誌への投稿など国民の健康のために社会貢献できるよう努めています。
日々進歩する歯科医療に対応できるように学会や研修会に参加して自己研鑽に励んでいます。

業務内容

歯科衛生士の業務は大きく3つあり歯科予防処置と歯科診療補助、歯科保健指導です。「歯科予防処置」は歯周病や虫歯の予防のためにお口の中のプラーク(歯垢)や歯石を除去し、歯質の強化を目的としたフッ素を塗布します。「歯科診療の補助」は、歯科医師が行う歯科治療が円滑に進むように歯科医師の指示のもと治療の一部を担当します。歯周治療の専門的処置の他、最近ではホワイトニングの説明、処置を行うこともあります。また、歯科診療の器材の準備や片付けをはじめとする医療機器管理、介助業務、薬品の管理や診療室全般の環境整備など業務の範囲は多岐に渡ります。「歯科保健指導」は患者さんそれぞれに合った歯磨きの仕方、お口をきれいに保つための道具選び、歯磨き習慣、栄養指導、禁煙支援や生活習慣などの指導をします。訪問歯科診療では、日本大学病院やその他提携している病院、介護施設に出向き訪問診療の介助、口腔ケア、歯磨き指導などをします。また、病気や加齢のために食べる機能が低下している方への摂食・嚥下訓練や口腔機能低下症を改善するための取り組みをしています。大学病院は教育機関としての役割を担っているため、日本大学歯学部附属の歯科衛生専門学校生の臨床教育にも携わり、後進の育成にも努めています。