診療科について
診療科長挨拶
当歯科放射線科では、レントゲン撮影などの画像検査の撮影と診断を行います。当科は、1924年に開設され,まもなく100年を迎えようとしています。この間にあご全体の展開画像が得られるパノラマ撮影や3次元的な画像が得られる歯科用コーンビームCTの開発を行い,全世界の歯科界に貢献をしてまいりました。
高画質と低被ばくを兼ね備えたフルデジタル画像診断機器を配置し,6名の歯科放射線専門医が全ての画像の読像を実施し、的確な診断を行い、各診療科で最適な治療が実施されるようサポートをしております。また,これらの画像診断機器を駆使した顎関節症の診断や治療も積極的に実施しています。
主な対象疾患
病院内の各診療科や他医療機関からの検査の依頼を受け、歯やあご、顔の病気全般の画像検査・診断を行っています。当院にお越しになる患者様の患っている病気のほとんどが画像検査を必要とします。当科では、一般的なレントゲンから特殊な精密検査など、多くの種類の検査を行う設備を有しています。
受診方法・診療時間
当科では、他医療機関に通院中で検査のみを当科で行う患者さん、当院通院中の患者さんのみ画像検査を受付けています。
診療時間(検査受付)は、平日は9:00~16:30、土曜日9:00~12:30です。
当院通院中の患者様
当院各担当医からの依頼で検査を行います。
他医療機関に通院中で検査のみを当科で行う患者様
歯科用コーンビームCTやCT検査は、事前予約制となっています(依頼元である他医療機関で時間の予約をします)。
歯科矯正治療のためのレントゲン撮影は、予約不要ですが、当院の初診受付時間内にお越しください。検査の実施には、当科宛の診療情報提供書(紹介状)または検査依頼状が必要になりますので、忘れずにお持ちください。
曜日・時間帯によっては患者様、時間のかかる特殊な検査が集中するため、検査開始までお待たせする時間が長くなることがあります。また、検査の種類の違いによって、受付の順番と検査を始める順番が異なる場合があります。ご理解くださいますようお願いいたします。
学会の研修施設
- 日本歯科放射線学会 研修施設
- 日本顎関節学会 研修施設
診療内容
代表的な治療の流れ
当院通院中の患者さん
当院各担当医からの依頼で検査を行います。
他医療機関に通院中で検査のみを当科で行う患者さん
歯科用コーンビームCT検査は、事前予約制となっています(原則、依頼元である他医療機関で時間の予約をします)。歯科矯正治療のためのX線撮影は、予約不要ですが、当院の初診受付時間内にお越しください。
検査の実施には、当科宛の診療情報提供書(紹介状)が必要になりますので、忘れずにお持ちください。当科宛の診療情報提供書がない場合には撮影はできません。
曜日・時間帯によっては患者さん、時間のかかる特殊な検査が集中するため、検査開始までお待たせする時間が長くなることがあります。また、検査の種類の違いによって、受付の順番と検査を始める順番が異なる場合があります。ご理解くださいますようお願いいたします。
リスク・費用
検査によって負担額、費用が異なります。担当医にお聞きください。
X線撮影は被ばくというリスクがあります。しかし、検査を行うことで得られるメリット(病気を見つける、治療方針を立てる、治療後の治癒過程見るなど)と、その検査のリスクを天秤にかけて、その結果、患者さんにメリットの方が大きいという判断が得られた場合に検査を実施します。詳しくは主治医・各担当医から検査の必要性、リスクについて説明があります。
スタッフ紹介
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新井 嘉則あらい よしのり
役職 診療科長(歯科放射線科)・教授 資格 歯科医師
博士(歯学)
日本歯科専門医機構認定 歯科放射線専門医
日本歯科放射線学会認定 認定医・指導医
日本歯科放射線学会認定 歯科用CBCT認定医
日本口腔科学会認定 指導医
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松本 邦史まつもと くにひと
役職 診療科長(顎関節症科)・准教授 資格 歯科医師
博士(歯学)
日本歯科専門医機構認定 歯科放射線専門医
日本歯科放射線学会認定 認定医・指導医
日本歯科放射線学会認定 歯科用CBCT認定医
日本顎関節学会認定 指導医
ICD制度協議会認定 インフェクションコントロールドクター(ICD)
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江島 堅一郎えじま けんいちろう
役職 医局長(歯科放射線科)・専任講師 資格 歯科医師
博士(歯学)
日本歯科専門医機構認定 歯科放射線専門医
日本歯科放射線学会認定 認定医
日本歯科放射線学会認定 歯科用CBCT認定医
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澤田 久仁彦さわだ くにひこ
役職 専任講師 資格 歯科医師
博士(歯学)
日本歯科専門医機構認定 歯科放射線専門医
日本歯科放射線学会認定 認定医
日本歯科放射線学会認定 CBCT認定医
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雨宮 俊彦あめみや としひこ
役職 助教 資格 歯科医師
博士(歯学)
日本歯科専門医機構認定 歯科放射線専門医
日本歯科放射線学会認定 認定医
日本歯科放射線学会認定 CBCT認定医
日本顎関節学会認定 認定医
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出澤 幸でざわ こう
役職 助教 資格 歯科医師
博士(歯学)
日本歯科専門医機構認定 歯科放射線専門医
日本歯科放射線学会認定 認定医
日本歯科放射線学会認定 CBCT認定医
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工藤 圭紘くどう よしひろ
役職 助教 資格 歯科医師
博士(歯学)
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野村 知世のむら ともよ
役職 専修医 資格 歯科医師
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佐々木 辰彦ささき たつひこ
役職 専修医 資格 歯科医師
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浅倉 翔一あさくら しょういち
役職 歯科医師 資格 歯科医師
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本田 和也ほんだ かずや
役職 特任教授 資格 歯科医師
博士(歯学)
日本歯科専門医機構認定 歯科放射線専門医
日本歯科放射線学会認定 認定医・指導医
日本歯科放射線学会認定 歯科用CBCT認定医
日本顎関節学会認定 指導医
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岸 睦きし むつみ
役職 専修医 資格 歯科医師
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 |
新井 江島 澤田 岸 |
新井 澤田 佐々木 |
本田 澤田 工藤 |
新井 澤田 工藤 岸 |
新井 工藤 |
新井 澤田 工藤 岸 |
午後 |
新井 江島 澤田 岸 |
新井 澤田 工藤 |
本田 澤田 工藤 |
新井 松本 澤田 |
新井 出澤 工藤 |
- |
2024年4月1日現在
★外来担当表は学会等により変更になる場合がございますのでご了承ください。
医療関係者の方へ
主な対象疾患
当科では、以下の画像検査を実施しています。
- パノラマX線撮影(含顎関節4分割、部分パノラマ)
- 口内法X線撮影(含咬合法、咬翼法)
- 口外法(セファロ、Waters、胸部X線写真ほか)
- 歯科用コーンビームCT(CBCT)
- CT
- 超音波検査
これらの画像検査について、依頼いただければ撮影および読影診断を行っています。
また遠隔画像診断サービスも行っています。詳細については、本ページ最後の項をご覧ください。
紹介の流れ
歯科用コーンビームCT(CBCT)の撮影依頼
以下をご確認の上、ご予約、ご依頼をお願いいたします。
依頼時のご注意 |
完全予約制です。必ず事前に歯科放射線科受付へ連絡していただき、撮影の予約を取り、検査日程を決めてください。予約は担当医あるいはスタッフの方が行ってください。事前に検査の必要性、被ばくリスク、費用(本表下段)について、貴院担当医から患者さん説明し、同意を得られたうえで検査の依頼をお願いいたします。検査をスムーズに行うためにもご協力をお願いいたします。 診療情報提供書に病名、撮影目的、撮影部位などを 確実に記載した後、患者さんに持参させてください(診療情報提供書を持参していない場合は撮影できません)。診療情報提供書には、必ず 「歯科用コーンビームCT撮影依頼」 と記入してください。なお歯科用コーンビームCT撮影専用の診療情報提供書を用意しております。 診療情報提供書に、撮影サイズを必ず記入してください。当院の歯科用コーンビームCT の撮影サイズは、直径4×高さ4cm、 6×6cm、10×5cm、 10×10cm、14×10cm、17×12cmです。撮影サイズが大きいと、見ることのできる範囲は広がりますが、その分、細かいものを見る能力が下がりますので、疾患や病態に応じて、適切なサイズを選んでください。具体的な撮影サイズの指示がない場合、あるいは不明な場合には、担当歯科放射線専門医に一任とさせていただきます。 患者さんには、当病院1F初診受付に診療情報提供書を出し、1F放射線科受付にカルテ・紹介状を出す旨を、予め説明しておいてください。また、予約時間は検査開始時間ですので、検査開始時間の15分前には当院に到着するようお伝えください。 スプリントあるいはシーネ、ステントなど、撮影時に必要なものがあれば、患者さんに持参させ、使用法などを説明しておいてください。また、撮影時の参考になりますので、撮影部位のデンタルまたはパノラマなどがあれば持参させてください。持参した写真などは、原則、患者さんに当日お返しいたします。 |
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検査データ |
撮影した歯科用コーンビームCTの画像データは、Windows PCで画像を確認できるソフトウェアとともにCDまたはDVDとして、歯科放射線専門医の読像所見ともに検査の1週間以内に発送いたします。なお、お送りするCDやDVDは画像データのバックアップも兼ねていますので、大切に保存してください。 シミュレーションソフト等で利用可能なDICOMデータ出力はオプションとさせて頂きます(DICOM出力が必要な際には、必ず診療情報提供書に記載(またはチェックボックスへ記入)をお願いいたします)。印刷によるデータの提供は致しておりません。 |
費用等 |
撮影サイズ、撮影回数に関わらず、窓口支払いは14,740円となります(撮影料11,330円+検査依頼料3,410円)。DICOMデータ出力を利用する際には、追加で5,720円 をいただきます。 保険での撮影依頼は受けかねます。ご了承ください。 |
その他の画像検査(セファロ・パノラマ他)の撮影依頼
以下をご確認の上、ご依頼をお願いいたします。
依頼時のご注意 |
予約は不要ですが、事前に、患者さんに検査の必要性、被ばくリスク、費用(本表下段)について、貴院担当医から患者さんへの説明と同意を得たうえでご依頼ください。 診療情報提供書に病名、撮影目的、撮影部位などを確実に記載した後、患者さんに持参させてください(診療情報提供書を持参していない場合は撮影できません)。特殊な条件での撮影が必要な場合には。詳細を診療情報提供書に記載をお願いします。 |
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検査データ |
検査画像は、原則プリントしたフィルムを患者さんにお渡しします。デジタルデータとして、CDの郵送を希望される場合には、その旨を診療情報提供書に記載ください。フイルムとデジタルデータの両方を選択することもできますが、追加費用(2,310円)が発生します。 |
費用等 |
撮影回数に関わらず、1来院ごとに、放射線画像診断依頼料3,410円(税込)がかかります。代表的な検査の撮影料は以下の通りです。 頭部エックス線規格撮影(セファログラム):5,720円(1枚目;以降追加1枚につき2,310円) |
上記以外の検査を希望される場合には、事前に当科までご相談ください。
(上表の検査費用はすべて税込)
連絡先
03-3219-8084(歯科放射線科受付直通)
平日:9時00分~17時00分
土曜日:9時00分~13時00分
遠隔画像診断について
当科では、病院歯科・歯科医院・診療所(保険医療機関)で撮影されたパノラマX線画像ならびに歯科用CT画像に対する遠隔画像診断サービスの提供を行っています。当科が提供する遠隔画像診断は、メディア株式会社が提供する専用の通信回線(@McomPlatform) とソフトウェアを利用して、先生方がお持ちのX線機器で撮影された画像を当院にお送りいただき、読影レポートをご返送するものです。当科の歯科放射線専門医が責任をもって読影いたします。
既に医科では広く活用されている遠隔画像診断が歯科においても保険適用となり、先生方が日常の診療で画像診断に苦慮される場面で活用していただけるものです。是非この機会に、本サービスの活用をご検討ください。
お問い合わせ
日本大学歯学部付属歯科病院 歯科放射線科(江島)
- 電話:03-3219-8084(月曜~金曜: AM9:30-PM4:30、土曜: AM9:30-PM12:00)
- E-Mail:oral.teleradiology@nihon-u.ac.jp