古地 美佳
診療科について
周術期科の主な診療内容と特長を教えてください
当科は依頼制の診療科です。手術やがん治療を担当する医師・歯科医師からの依頼に基づき、患者さんのお口の専門ケアを行っています。
主に以下のようなサポートを行い、患者さんの早い回復を支えます。
トラブル・合併症の予防: 手術前後の丁寧なクリーニングや歯磨き指導で、肺炎などの合併症リスクを下げます。
お口の痛みへの対応: がん治療などによるつらい口内炎に、粘膜を保護するお薬を処方します。
歯の保護(マウスピース): 全身麻酔の器具が当たって歯が欠けたり、被せ物が取れたりするのを防ぐマウスピースを作製します。
手術前から退院して元の生活に戻るまで、一貫してお口の健康を管理いたします。

手術用のマウスピースとはどのようなものですか
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全身麻酔の器具から歯を守るため、お口の型をとって作るオーダーメイドの保護カバーです。
事前にお口の状態を確認して必要性を判断した上で、患者さんに合わせて最適な材質や厚みを決定します。型取りをして作製するため、お口にぴったりフィットする安全なマウスピースができあがります。
診療について
歯科治療が苦手な方が多いですが、先生はどのように対応してくれますか
手術や大きな治療を控え、不安や忙しさでいっぱいの時に「歯科へ行ってください」と言われるのは、ご負担であることとお察しいたします。
当科では、歯科衛生士と共にお気持ちに寄り添い、少しでもリラックスしてケアを受けていただけるよう心がけています。
実際、ケアを終えた患者さんからは「お口の中がツルツルになって気持ちが良い」と言っていただけることも多いです。どうぞ肩の力を抜いてお越しください。

経緯について
先生が歯科医師を志したきっかけを教えてください
両親が歯科医師だったこともあり、幼少期から医療の道は身近な存在でした。子供の頃に読んだルイ・パスツールの伝記をきっかけに基礎医学へ興味を持ち、歯科の世界へと足を踏み入れました。
大学で学びを進めるうちに、歯学の奥深さや、目の前の患者さんを直接笑顔にできる「臨床」の面白さに夢中になっていきました。
最終的には、被せ物や入れ歯で噛む機能を回復させる「補綴(ほてつ)」の勉強をして、今に至っています。

まとめ
日本大学歯学部付属歯科病院の好きなところを教えてください
患者さん想いの先生や歯科衛生士がたくさんいるところです。患者さんのことで相談すると,皆親身になって意見を出してくれます。信頼できるスタッフと連携することで,自信を持って医療が提供できるところがこの病院の良いところだと思います。

患者さんへのメッセージをお願いします
時間的,精神的に大変な時期にお時間をいただくことになりますが,お口の中がすっきりすると気分も晴れやかになります。どうぞリラックスしてお越しください。




